2018.11.18

寒さにめっぽう強いもの弱いもの

遮光ネットのハウスから温室への植木の引っ越しは無事に完了しました!このハウスは夏場の強すぎる光を抑えた植木育成用のハウスで、冬の寒さに弱い熱帯系の観葉植物は温室に移動させる必要があったのでした。

そのハウスも真冬にはまた出番があります。クリスマスで活躍するゴールドクレストなどのコニファー類は寒さには滅法強い性質を持っていますが、あまりにも冷たい風に当たっていると変色してしまいます。また積雪によって枝が折れてしまいます。そこでその遮光ネットのハウスは今度は風や積雪を防ぐ役割を果たしてくれます。コニファーは一月の厳冬期になったら遮光ネットのハウスにしまいます。

温室ではアレカヤシが元気一杯な状態で冬を乗り切る態勢でいます。このヤシは和名でコガネタケヤシといい、英名でもイエローバタフライパームと呼ばれるように、幹の節が黄色く輝いているのが特徴のヤシです。原産国はマダガスタルやアフリカ熱帯雨林であり、寒さには滅法弱い植物です。アレカヤシは一般的に10℃を切らない温度が必要なため、沖縄を除くと日本では屋外での越冬は厳しいといえます。このまさにトロピカルで夏のイメージが強いアレカヤシは最近ハワイアンのイベントで冬でも数多く使われるようになり、季節を問わず活躍しています。こちらも寒さでアレカヤシを弱らせてしまわぬよう、温度管理を徹底して真冬でも元気なアレカヤシを提供できるようにしております!

(埼玉日高農園 サトウ)