2020.01.03

新年の花めぐり

2020年のスタートも昨年に引き続き富士山を望む山歩きとなりました。今年も快晴で縁起の良い出だしであります。

暖冬とは言え、標高1600mの山の稜線は雪が積もっており、滑らないように軽アイゼンを装着しての山歩きでした。

うって変わって常夏の温室です。気温はそこそこあっても真夏とは違い日照時間も極端に短く植物たちは半休眠状態でもあるので、水やりは最低限、乾かし気味での管理です。それでは新年・花摘みの仕事に向かいます!

コルディリネの花芽です。夜の気温が比較的低い状態が続くと花芽がつきやすくなるようです。

こちらもコルディリネ。青ドラセナと呼ばれるストリクターという品種の花芽です。これらの花芽は咲いてしまうと細かい花びらが地面や葉っぱそのものに貼り付き掃除が大変なうえ、放っておくと樹の姿自体も乱れたものになってしまうので、見つけ次第切り落します。

こちらがドラセナの花芽。「幸福の木」としてよく知られているマッサンゲアナの花芽です。普段はあまり花を咲かせない熱帯系の植物に花が付くのは実は様々な説があります。根の状態や気温の低下などの環境の変化で子孫を残すために花を咲かせているとも言われています。しかしそもそもの環境が良くないと花が咲かないので、咲くことは幸運なことであるとも言われています。幸福の木を育てている家庭のブログを拝見すると「花が咲いて幸運です」とプラスに捉えている方が多いですね。花言葉も「幸運」そのものです。しかしここではコルディリネの花と同様の理由で思い切りよく切ってしまいます!

ハイビスカスもこの時期になってもよく咲きます。ハイビスカスは実は猛暑に弱く、暑さが落ち着く秋になってからそこがピークと咲き誇る種もあります。ちなみにハイビスカスの花言葉は「優美」「新しい恋」。それは毎日毎日新しい花を咲かせることから来ているようです。さすがに一日で萎むハイビスカスは切りません。

それにしても今年は暖かいです。もうこの頃になると屋外のバケツに貯めた水はこの数年前の写真のように分厚い氷が張るのですが、

今年はなんとこんなものです。

街なかではもう梅の芽もずいぶんとふくらんできました。もう春なのでしょうか?という陽気です。

(埼玉日高農園 サトウ)