2019.03.21
株でひとやま当てる
暖かい日が続いております。春先にはよく大雪に見舞われたりしますが、今年は大丈夫でしょうか? まだ油断はできませんが、待ち遠しかった春が近づいてきました。この近辺の桜も咲き始めました。
竹畑での掘り出し作業も順調に進んでいます。一区画分を掘り終え、次の区画へと移ります。
竹林の中では竹の節に着いたカマキリの卵を見つけることがあります。
カマキリは秋に卵を産み付け、翌年の4月から5月に孵化するようです。その期間写真のような卵鞘というスポンジ状のもののなかで厳しい冬の寒さを乗り切ります。カマキリにとってこういった竹林のなかは冷たい風をしのぐいい環境なのでしょう。
またカマキリは日本だけでなく世界的にも縁起のいい昆虫とされています。今日も何かいいことがありそうです(見かけたのは卵でしたが)。
カマキリの観察はこれぐらいにして竹を掘り進めます。密集して生えて来ている場所をみつけました。これは縁起がいい、とまるごと掘り出します!
自分の周りの竹の横に張り出している枝や葉が当たって痛いので、ネットで包んで作業空間を確保します。
まるごと掘り出しに成功しました。たくさん生え揃った竹を株ごと掘り出せると結構気持ちの良いものです。根もとてもいい感じです。
このかたまりのどこに刃を入れるか見極めて、さらに半分にしてしまえば…
ちょうど一鉢分のサイズとなりました! あとは鉢に入れて管理して行けば、さらに新芽が吹いて美しい竹に仕上がります。
さあ、またもうひと株、まとめて堀り当てましょう!
(埼玉日高農園、サトウ)