2017.04.17
標高800mの花
平地ではもう桜が散ってしまいましたが
山の上のほうでは、今が見頃だろう!と
意気込んで近所のとある山に登ってみました。
標高は800メートル。
ところがまだぜんぜん。つぼみも膨らんでいない状態でした。
たったこれだけの標高差でこうも違うものなのですね。
その代わりにカタクリを発見しました!
カタクリの花も、見ることができるタイミングが非常に難しい花で
咲いている期間は一個体で5日間ほど。
群生地でも1~2週間で終わってしまいます。
カタクリの興味深い点は発芽してから花芽をつけるまで
平均8年かかること。
そして花が終わると葉も枯れて次の春まで
10か月も地中で過ごすということです。
カタクリは「スプリング・エフェメラル」と言われていて
はかない命、妖精という意味が込められているそうです。
偶然とはいえそんな花を見つけられて、
大変幸運な山歩きになりました。
(サトウ)