2018.04.22
食べてよし、釣ってよし、願いもかなえてくれる?
温室内のストロマンテ・トリオスターが花を咲かせる頃となりました。
この観葉植物は赤・緑・クリーム色の独特な配色模様で、インテリアグリーンとして人気の高い品種です。
南アメリカ、特にブラジルを原産地とし、和名をウラベニショウ(裏紅蕉)といいます。
春のこの時期に赤い苞に包まれた花芽が成長してきて、さらに強いアクセントになります(ただこの花芽は細長い葉裏に隠れてしまいがちなので、あまり目立ちませんが…)。
この苞という赤い房から本来の花が咲いてきます。白い可愛い花です。
このストロマンテにも花言葉がありまして(おそらく白い花だけでなく、葉を含めた全体の「花言葉」と思いますが)、それは「強い気持ち」「あたたかい心」だそうです。ストロマンテの特徴的な赤い色からの
イメージですね。
この植物の持つ「風水」というのもありまして、調べたところ「東」が吉だとか。
東に飾ると活力・元気が湧くそうです。
では、この農場では……
西に置いてありました。東側に移してみます!
おなじみの観葉植物たちも春を感じて、動き出しています。
冬のあいだはまさに冬眠したように、おとなしかった植物が急に成長を始めます。
七夕用の竹も出荷用として鉢に入れる作業が終わりました。
竹は驚くべきスピードで一気に新芽が吹き、美しい透き通った緑の葉を茂らせてくれます。
タケノコはもっと驚くべきスピードで成長します。
写真のようなものがいつのまにか2メートルを超えるまでになります。
これが7月にはいくつもの短冊を下げるまでに大きくなると思うと、
その力強さに感嘆すべきものがあります。
この布袋竹という竹の筍は、実は食べることも出来まして。
ほとんど灰汁が出ず他の筍のような面倒な下処理は不要という大きな利点があります。
シンプルに炒め物、煮物が美味です。
そして成長した布袋竹は釣り竿としても使用価値が高く、しなり良く、握りもしっくりなじんで、最高の名竿だそうで。山菜好き、釣り好きには言う事なしの植物で、七夕のことは忘れてしまいそうです。
(日高農園、サトウ)