2024.07.06
蜜蜂がつなげる遠距離恋愛
アジサイの花は場所によって一番鮮やかな最盛期を越え、燻んだ色合いになって来ました。
全てのトーンがキラキラしている最盛期ももちろんいいですが、この時期のアジサイもとても味わい深いものがあります。
いつだかの当ブログで私達がアジサイと認識している花びらのあるものは実はニセモノで、本物の花はそれらをかきわけた中にある、という事を書きました。
さてさて、この時期の「本物の花」はどうなっているでしょうか。
またまたかきわけて行きます。
コレですかね。
ちゃんと雄しべらしきものがありますね。
ただ園芸種であるアジサイは子房が未発達でやっぱりのところ実はならないそうです。
さて、オリーブは実がつき始める頃です!
オリーブは「自家不結実性」といって、同じ個体、同じ品種の花粉では結実しにくい性格を持っています。ですので、ご家庭に1本だけあるオリーブ、または複数でも同じ品種だと結実はあまり期待できません。ですので実を作る確率をぐっと高めたい時は別の品種を2本以上、近くに植えるのが基本、といわれています。
が!
近所に別の品種のオリーブがあって、花粉がうまく飛んできてくれたら。ミツバチがうまく運んできてくれていたら。
よーく探してみて下さい。
案外なっていたりします!
今は本当に見逃してしまうほど小さい緑色の実です。
個体差もありますが、秋の10月にもなると紫色から黒色になります。
オリーブは食用にもなるのでとても楽しみです。
緑色のこれからの時期はクセが強いため、アク抜きをして食します。一般的には塩漬けにしてアク抜きをして、サラダやパスタに添えて使用します。グリーンオリーブと呼ばれ独特な風味を楽しめます。
秋の黒い実はそのまま食べられます。ブラックオリーブの呼ばれる完熟オリーブで、柔らかくあっさりとしたクセのない味が楽しめます。
そのように秋まで楽しめるオリーブの実ですが、野鳥もその実を食べに来ます!
特にメジロやジョウビタキはオリーブの実を好み、完熟したブラックオリーブを綺麗に食べてしまいます。また、他の野鳥もグリーンオリーブのうちから興味を持ってついばんで来ますので注意が必要です。
(埼玉日髙農園、サトウ)